ダイエット効果の高い水中歩行の歩き方

正しい姿勢がダイエット効果を左右します

 

水中歩行の姿勢はたいへん重要で、正しい姿勢で歩かなければ運動効果はもちろん、ダイエット効果は得られないといっても過言ではありません。

 

まず胸を張って頭のてっぺんを真上に引っぱりあげるように意識して、下腹部を引き締めながら骨盤を少し前へ出すようにします。歩いている最中はできるだけ頭が揺れないように安定させ、視線は水平にまっすぐ前を見るようにします。

 

速く歩こうとして前かがみになったり、あごを出して上体を後方にそらせ過ぎてはいけません。歩きながら正しい姿勢を維持するためには、速く歩こうとせずに上半身を水面に垂直に立て、その姿勢が崩れない範囲でできるだけ手足を大きく動かしてゆったりと歩くように心がけてください。

 

人間の上半身を支える核となる脊柱の内部には、身体をコントロールするためのすべての神経系システムが通っています。この神経系システムは身体のあらゆる部分と脳をつなぐ唯一の情報経路であり、姿勢が悪ければ脊柱のどこかに情報伝達を阻害する場所ができてしまいます。

 

脳と身体の各機関・内臓との間で情報コミュニケーションが円滑に行われなくなると、さまざまな内臓病などを引き起こす原因ともなるのです。エクササイズ中の姿勢が悪ければ、結果的に運動効果が下がるのも当然であることが理解できるでしょう。