ストローク動作を加えてみましょう
水中歩行に両腕のストローク動作を加えると胴体についた筋群を動員することになり、全身の筋肉の使い方がより複雑となって、運動強度がアップし歩行バリエーションの楽しさも増します。
たとえば水泳のクロールやバタフライ、背泳、平泳ぎのプル動作(腕の動き)をしたり、スカーリングなどで身体のバランスをとりながら歩くことで、歩行とストローク動作を組み合わせられます。
手をゆっくり水の中にすべらせたら、重いものを持ちあげるときの要領で最初はゆっくり、しだいに力を入れてぐーっと水を掻くのがストロークのコツです。ただし、両腕を水面上に頻繁に出すようなストローク動作を繰りかえすことは避けてください。両腕を頭上に上げたり水面上で大きく振りまわすことで脊柱にむだな負荷が加わって、水中歩行中の姿勢が崩れやすくなってしまうからです。
実際にどんな水中歩行プログラムを組むかは各人各様の状態や希望で決まってきますが、{30分水中歩行・10分水中ストレッチ・20分水中歩行}を半年間実践したあるプログラムでは、陸上ウォーキングダイエットを並行して行った参加者は10㎏のダイエットに成功したそうです。
スポーツクラブのインストラクターなどプロに相談したり専門書にあたったり、自分に合った正しい水中歩行ダイエットを実践してくださいね。